風景画の手順
実際の風景をスケッチしてもよいですし
自分で撮影した写真を利用したり
利用規約を確認して使用の画像サイトを
pixbay、https://pixabay.com/ja/
ぱくたそ、https://www.pakutaso.com/
photoAC、https://www.photo-ac.com/
等の画像をダウンロードして気軽に
描くことができます。
水平線、消失点を意識し、
遠景→中景→近景の順に「アタリ」や「ラフ」を
描く→細部を具体的に描きこむ。
モチーフを決める
身近な風景から始めてみる
近所の公園、自宅から見える風景、家の庭、散歩道、
花壇、カフェで眺める街並み、旅行の思い出など
日常から始めると観察しやすいですし、自分の絵の
上達具合がわかりやすいです。
描きやすい風景にする
複雑な構造物、空港、高速道路、高層ビル、駅、
港の建造物鋼橋、工場などは難しいので最初は
山、川、湖、海、草原などから始める。
モチーフの数は少なめに小さめの構図にする
比較的、短い制作時間で仕上がり、達成感が
得られる。
次の絵にチャレンジしやすくなる。
by [寄稿者] via Pixabay
構図を決める
今回は写真を模写します。
目線の高さ、遠くのものほど小さく見えるというのを
考慮し配置を決めます。
構図の決め方
①モチーフの中の主役、一番目立たせたいものを魅力的に
見えるように配置を考える。
どこに視線を誘導したいか?考える。
この絵の場合は一番手前の杭。
この時全体像をイメージする。
②広大さや奥行き、コントラストを強調する。
③遠近感を出す。
④目線の高さ、上から見ているのか下から見ているのか
人の目線の高さ最も自然な見え方にするかを決める。
今回の見本の絵は人の目線の高さです。
構図の決め方はいくつかあるけれど、簡単な方法
今回は簡単に風景画を描くために、
水平線と消失点だけを意識して描いています。
構図の決め方は写真を撮る時と同様に三角構図、対角線
構図、二分割構図、三分割構図、四分割構図、トンネル
構図などあります。
簡単に写真を模写、風景を写生してみましょう。
ラフスケッチ
アイデアを大まかに視覚化
おおまかな下絵のことをラフスケッチと、いいます。
完成イメージを固める前の試案。
構図、レイアウト全体の雰囲気を確認します。
全体のバランスを観る
地平線や消失点といった要素をより、はっきり
決める。
細部を描き込み過ぎず風景の物や自然、動植物などの
位置を大雑把に描く。
バランスが悪いと感じたら、ここで修正。
下描きの手順(詳細な描写)
ちょっと面倒臭いと、思っても丁寧に細かいところ
海の波、杭の模様、水面の影まで描いておくと、
ペン入れの時にラクです。
①近くのものは大きく、遠くのものは小さく描く。
②構図が決まってくると主役や重要な部分を少しずつ
強めに描いていきます。
③鉛筆はHB~2B程度の硬さの鉛筆がおすすめ。
明るさ、遠近感、質感を出すために鉛筆を使い分け。
HBは薄く細い線が描けるので細かい、淡い影などの下描きに
向いている。
B、2Bは濃い陰影、力強さ、強いコントラストの表現に
向いている。
④下描きは「設計図」と割り切り、陰影などをつけすぎず、
全体を把握するために描く。
使用するペン
細かい絵を確実に仕上げられる、使用回数が多い
サイズをご紹介します。
細いものから順に。
右端の番号が芯のサイズです。
①呉竹 ZIG MANGAKA 003
②呉竹 ZIG MANGAKA 005
③OHTO GRAPHIC LINER 01
④SAKURA MICRON PIGMA 1
すべて世界堂で購入しました。
アマゾンからも購入できます。
漫画を描く時にも便利なミリペンです。
ミリペンはインクの出が悪くなってもすぐに捨てない
ようにしてください。
細い線を描けるようになるので繊細な陰影をつける
ときに便利です。
しばらくたってから、インクの出がよくなることも
多いので完全に描けなくなるまで、私は使っています。
ペン入れ
線の種類によって役割を分ける
外界との境界線である「輪郭線」は一番太く、
パーツの境界である「パーツ線」は次に太く、
物の凹凸を表す「凹凸線」は細く描くと、
整理されて見やすくなります。
前後の関係をよく観る
物体の前後関係を意識して描くことで、奥行きのある
ペン画になる。
強弱をつける
輪郭線や影、重なる部分を太く、情報が少ない部分を
細く描くことで、メリハリが出る。
海の波、水面の影など線の太さを変えると
表現力が上がります。
呉竹 ZIG MANGAKA 005、 1種類のペンで描きました。
消しゴムで鉛筆の線を消します。
描き込むべきところが、はっきりします。
細かく繋げる
描く前に下書きをしっかりしていれば、修正は最小限にできる。
空の部分は呉竹 ZIG MANGAKA 003を使用。
砂浜の部分を描き込みして画面により、
メリハリをつける。
光と影のバランスをとる。
絵に奥行きと立体感が出る。
初心者の方へのアドバイス
細かいところより常に全体を観ながら描く
①遠景から描き込む。
遠景→中景→近景の順で描く。
②風景を構成するパーツの描き込んだ後、
全体を見渡して不足している部分を
描き足します。
③風景画に使うスケッチブックは小さいもの
から始める。
構図が取りやすいため。
登山でいきなりエベレストに行く人はいない。
低い山に登り経験を積んで次に高い山を目指すのと
似ている。
慣れてきたらスケッチブックを大きめにしていくと
作品を完成出来る。
④下絵を描くときは、後で消したり修正のことを
考えて、力を入れずに薄い線で描く。
⑤モチーフを描くとき細かい部分から描く
のではなく、全体の形やボリュームを見て
から詳細を描き加える。
⑥下絵の段階で全体のバランスを確認し、
違和感があれば修正。
表現が上手くなる方法
①季節感を入れる。
春の桜、チューリップ。
梅雨のアジサイ。
夏の海、入道雲、花火。
秋の紅葉、落ち葉。
冬の雪、霜柱、水たまりが凍るなど。
②興味や感動した「描きたい」ものにする。
制作においてやる気が出る。
最後までやり遂げられる。
③光と影に注目して描く。
風景画は光の当たり方が大切になってくる。
時間帯によって光の当たり方が変化する。
印象的な影のつき方に注目して描く。
④写実的に描かれた風景画、好きな風景画を沢山観て
こういう風に描きたいな~と模写するのも上達法です。
結論
広大な風景全てを描く必要はない。
風景の一部を切り取り、遠近感を強調して
描いたり、特定の要素ー日の出、夕暮れ、
季節感を強調してもよい。
自分の好みの風景画にすると楽しく続けられます。

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